初心者が気をつけたい!構えの際のポイント

初心者が気をつけたい!構えの際のポイント 剣道を知る

してはいけない構え

剣道の構えには大きく分けて五種類が存在します。実際には「中段の構え」と呼ばれる基本形が用いられることがほとんどですが、実は「してはいけない構え」というものも存在します。
今回は構えについて気をつけるべきポイントをご紹介していきたいと思います。

■左手を前にしてはいけない?

剣道では、左手を前にして構えてはいけないと言われています。

実際の構えそのものには特に決まりはなく、左上段、八相、脇構えなど、左手を前にする構えはいくらでもあります。

ただ剣道では鍔元を握るのは右手ということもあり、どのような構えも基本的には同じになっています。これは侍が刀を左腰に帯びたことに由来しています。
左腰に刀を差していると、柄の長さもあることから右手で鍔元を握って抜刀することになるからです。

そのように抜刀した後に構えるようになると、左手は自然と柄頭付近を握るようになります。
このような自然の成り行きで右手が前に来るのに、それをわざわざ入れ替えるのは不自然と言えます。

剣道というのは真剣を使用する剣術から来ている武道ですので、竹刀の握りについてもその真剣と同じである必要があります。
そのため剣道で構える際も自然と右の手が上で、その下が左手の握りになるのです。

■左足を前にしては駄目なの?

また、剣道では左足を前にして構えてはいけないとも言われています。

左足を前にした構えがルールに反しているということではありません。高齢の剣道家の中には、左右の足を揃えるようにして構えている方もいます。また、左上段の構えでは左足が前になります。

これは昔の侍が使用していた刀をイメージするとわかりやすいのですが、刀というのは、左腰より利き手である右手を使って抜くものであり、そのため自然と右手が前になる構えになってしまうのです。
そうなると足についても右足が前になり、後の左足を主軸にして体を押すという動きが効率的になります。
つまりは右足を前にして構えるというのは、真剣を扱う時代からの名残として受け継がれたものと言えます。

■まとめ

現在の剣道では、面、小手、突きなど、基本的に直線的な動きが多いです。そうなると、やはり左足を主軸にして打ち込むのが、一番効率的だと言えます。
剣道では相手を打ち負かす必要がありますので、最も効率的な方法で行うことが大切です。

今まで左足を前にして構えていた方は、今日からでも基本に戻り正しい構えを身につけましょう。
最初は大変かもしれませんが、毎日練習すれば慣れて正しい構えができるようになります。
正しい構えができるようになれば効率が良くなり、相手に勝てるようになるはずです。