剣道の意外と知らないあれこれ

剣道豆知識

知っておきたい剣道豆知識

剣道という競技にはちょっと変わったルールがあります。
普通のスポーツでは当たり前な事も剣道では禁止されていることが多いです。今回はそんなルールや意外なことをご紹介していきたいと思います。

■試合で勝って喜んではいけない

通常どのスポーツにおいても勝ったら喜んだりガッツポーズをするなどは当たり前だと思います。それなのに剣道においては喜んではいけないのです。試合に至っては反則をとられたり、最悪は退場させられるという厳しいものです。
「勝って兜の緒を締める」という言葉もあるように、勝ったからといって即座に喜び油断をするという行為は武道として相応しくない、ということでしょう。勝っても取り乱さず、すぐさま次の動作に移れる状態を崩さないことを「残心」と呼ぶように、剣道においては特に重要なこととして捉えられます。

また、礼に始まり礼に終わるのが剣道ですので、勝負がついた後に喜ぶことは「相手に対して礼節ができてない」ととられてしまうのです。もっと言えば「人を斬って敗者の前で喜ぶ」というのはちょっとおかしなことで、いくら竹刀とはいってもやはり剣の道ですので礼節が大切なのです。

■試合時の竹刀の扱い

竹刀というものは剣士にとってとても大切なものです。試合中に両手から離れただけで反則をとられてしまいます。これは竹刀が刀であるということが関係しています。
もし仮に真剣勝負で刀を落とすということがあれば、その時点での負けは確定です。この事から竹刀から両手を離すことは勝負が決まった事にされ反則をとられてしまいます。

次によくあるのが試合中に竹刀に触るという行為で、これも禁止されています。これは自分の竹刀も相手竹刀も同様で、先に書いたように竹刀は真剣ですので触った瞬間に指を切ってしまいます。正々堂々やる剣道においてこれも相手に失礼な行為とみなされて反則になってしまいます。

もっと意外なのは、主審も竹刀に触れてはいけないという事です。
よく弦を下向きに構えてしまう人がいますが、このとき主審は口頭や鍔・柄のところで注意をしなくてはならないということが決められています。それほどまでに竹刀というものは大切なものなのです。