剣道具が傷んできたらどうすればいいの?

剣道具の豆知識

剣道具が傷んできたら

剣道具は長く使用するため、稽古をしていると傷む部分も出てきます。どのようなところが傷みやすいのでしょうか。

■甲手

甲手は竹刀を直接握っているため力がかかりやすく、傷みやすいものです。特に内側の部分(手の内)は稽古をしていると次第に穴が開いてきます。そのままにしていると穴がどんどん大きくなってしまいますので、穴が小さいうちに部分補修をしておき、それでもまた大きくなっていった場合には内側の革部分の貼り替えを行います。

■面紐・胴紐

面紐は、特に面金といわれる正面の金具の部分が傷みやすくなります。なぜなら、面を付けるときにはかなりきつく「ギューギュー」と締め付けるのですが、その時に金属の部分で紐が擦れてしまうのです。毎回これを繰り返すことによって紐が傷み、最後には切れてしまいます。

試合中にも紐が切れてしまうことがありますので、紐の状態は気を配っておかなければなりません。また胴紐も肩の部分はかなりきつく締め付けますので、ここも切れやすい部分です。紐は通常、部位別に購入することが可能になっていますので、切れた時に備えて何本かストックしておくと良いでしょう。

■竹刀

竹刀は消耗品です。必然的に衝撃が最も加わることが多い道具だけに、割れやヒビには常に気を配っておきましょう。気温や湿度、稽古の頻度などによってまちまちですが、一週間で割れることもあれば一ケ月割れないこともあるなど、条件により様々です。

初心者や小学生の低学年の内は、なかなか自分での手入れは難しいかもしれませんが、高学年や中学生以上になれば、自分で竹刀をばらしてヒビや割れの箇所を修理することも覚えておくと良いでしょう。また、練習中に竹刀が割れることを想定し、使える竹刀は2本から3本は常に準備しておくと安心です。

■防具が色褪せてきたら

大抵の剣道防具には藍染(あいぞめ)が施されています。買ったばかりの頃は鮮やかな藍色でも、長く使っていると摩擦や洗濯による色落ち、汗の影響などでだんだん色褪せてきます。

剣道の試合や昇段審査などでは一般的に色の濃い防具を着用しているのが良いとされる文化があります。それでなくても、色褪せた防具はあまり格好良くはありません。

では藍染が色褪せてきたらどうすればよいのでしょうか?

一つの手段として、自分で染め直すという方法があります。かなり敷居が高いことのように思いますが、意外と簡単にできます。

まず染め直しをする前の準備として防具の洗濯です。汗による塩気や汚れが残った状態で染め直しを行うと、色が均一に染まらずムラになってしまいますので綺麗に洗濯しましょう。

次に染め方ですが、市販の染め液を準備しましょう。染める際は大小のブラシを準備してください。ヘラと歯ブラシとかでも問題は無いでしょう。
染める際は刺し目にそって丁寧に塗ってください。細かい部分は用意した小さい方のブラシを使用し隙間なく染めます。

最後に日当たりのない場所でおよそ1日乾燥させれば出来上がりです。このように素人でも簡単かつ安価に藍色を復活することができるのです。

■まとめ

剣道具はしっかり手入れすれば何年も使い続けられるものですが、それでも激しい稽古を経て傷んでくることは仕方のない事だと言えます。

傷んだままの剣道具で稽古や試合に臨むのはあまり見栄えが良くないだけでなく、場合によっては稽古仲間や試合相手に危険を及ぼす可能性もあるため、防具の状態には常に気を使い、傷んできたらその都度手入れするようにしましょう。

また、自分では手に負えないくらい傷んでいるときは、剣道具を扱うお店に相談してみましょう。