どれぐらいの費用がかかるの?
道場などで学ぶ場合は、月々の月謝や剣道具の購入費用など、ある程度の出費を考えておく必要があります。
具体的にどのような費用が必要となるのか、それぞれについて見ていきましょう。
■道場での月謝
道場ではじめるには月々の料金(月謝)が必要になります。
それぞれの道場での決まり事があることが多いですが、おおよそ月3,000~5,000円以内であることが一般的です。
道場によっては入会の時に入会金や光熱費などが必要となる場合もあります。この月謝の中には、週に3~4日分の稽古となっている場合が多くなっています。
中には、公共の武道館などで自治体が行なっていたり、伝統的に指導者がボランティアで行なっている団体など、もっと安い場合もあります。
近所で習っているご家庭があれば話を聞いてみたり、インターネットで調べてみたりすると良いでしょう。
■費用が高い?
「色々とお金がかかる」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。しかし、月謝としてはそれほど高いとは言えない金額です。
他の習い事ではもっと費用が掛かる場合もありますので、稽古の日数を考えるとそれほど高いという印象ではありません。
費用がそれなりに要るというイメージは、道具類や、試合の参加費などの費用のことを指しているのでしょう。
中でも竹刀は消耗品という捉え方となり、一ケ月の内に何本か購入しなければならないこともあります。
また、試合や大会への参加に積極的な道場であれば、参加費から交通費、宿泊費なども必要になります。
昇級や昇段をすれば登録料も必要になり、上の段になればなるほど高額になってきます。
このように、月謝以外でも費用はかかりますので、月謝以外の部分についても、おおよそは予測しておいたほうが良いでしょう。
■初期費用は?
これから始めるにあたり、まず必要になるのは竹刀・道着・袴ですので、揃えていかねばなりませんが、防具については入会してすぐに購入する必要はありません。
道場によって教え方が異なっていますので一概には言えませんが、防具をつけて練習できるまでには、ある程度の期間が必要だからです。
もちろん最初から必要なところもあるかもしれませんので、事前に確認した方がいいでしょう。
とりあえず真っ先に必要となるのは竹刀です。竹刀さえあれば、基本となる練習である剣の持ち方や構え、素振りが行えるからです。
ただし、竹刀にも様々な種類があり高いもの安いもの様々です。
通販サイトでは様々な種類の竹刀を販売しており、安い場合は1,000円前後で購入できるところもあります。
道場によっては使用する竹刀が決まっているところもあるかもしれませんが、そうでなければネット通販での購入はお得と言えるかもしれません。
また初心者で選び方が分からない人は、近所の武道具店などで相談してみるといいでしょう。
そしてある程度素振りや足捌きなどができるようになると、次は道着や袴を着用して練習することになります。
この道着や袴についても、その価格はピンからキリまでありますが、初心者の場合は6,000円前後を見ておくといいでしょう。
■購入する
稽古にもある程度慣れてきて、そろそろ剣道具を揃えたいけど、どこで購入すればよいかと困っている人も多いのではないでしょうか。
一番多いのが、武道具店で購入することでしょう。武道具店は、剣道や柔道、なぎなたなども扱うお店もあれば、専用のお店もあります。
敷居が高そうな店構えのところもありますが、道具は手ごろなものから揃えていることが多いため、気軽に相談してみましょう。
剣道具の購入を考える頃には道場での稽古にも慣れてきていると思いますので、他に稽古に来ている先輩達におすすめのお店を聞いてみるのも良いかも知れません。
武道具店には、道具の実物がおいてあり、試着することも可能です。また、自分に合った道具を選ぶために、頭の大きさなども採寸してもらうなど、しっかりと選びたいですね。
特に、初めて道具を揃える場合には、実物の大きさ、素材感を確かめて購入することをおすすめします。
あらかじめ寸法がわかっている場合や近くに武道具店がない場合などには、インターネット店舗での購入もおすすめです。
入荷までの時間も早く、サイズも豊富にそろっていることが多いです。しかし、インターネットでの購入で注意したいことは、試着ができないことです。
思い通りのサイズ感や素材のイメージではないこともありますので、よく検討してから購入するようにしましょう。
■まとめ
これから始める方にとって、おそらく最も気になるであろう費用の問題。
剣道具を購入しなければならないため初期費用という観点では決して安くはありませんが、始めてすぐに全てを揃える必要はありません。
まずは竹刀、道着などから購入していき、稽古の進み具合に応じて少しずつ揃えていっても良いのです。
月謝の額はもちろんのこと、大会への参加頻度などによって出費は変わってくるため、そういった部分の下調べをしつつ、自身や家庭の都合にあった所へ習いにいくのが良いと思います。