剣道着について知っておく

防具の下に着る剣道着(もしくは胴着といいます)は、竹刀の打突から身体を守る役割もあります。
正式な試合では藍染のものを着用しますが、日々の稽古用を購入する場合は動きやすいものを選びましょう。
剣道着は素材や厚み、生地の染め方、仕立て方などに着目して選ぶことが大切です。中でも特に重要なのが素材になります。
■主に使用される素材
剣道着に使われている素材は、主に次のふたつに分類されます。
綿素材

綿素材のものは綿を100%使用して作られています。一般的に使用されている素材といえます。
綿素材のいいところは、なにより生地がしっかりしていて見た目が美しいということです。
藍染の鮮やかな藍色が引き立ち、見栄えが化学繊維よりもよくなります。そのため昇段審査や試合で使うのに適しています。
一方で綿素材のデメリットは、シワが広がりやすいこと。
綿素材のシャツがしわになりやすいのと同じで、剣道着もしっかりとたたんでおかなければヒダが広がってしまうのです。
また、綿は汗を吸収しやすく色落ちしやすいので、洗濯をすると藍染の色が他の洗濯物に移ることもあるので注意が必要です。
化学繊維素材

化学繊維素材のものは、シワになったり色が落ちたりすることはありません。そのため、管理が非常に簡単です。
速乾性もあって乾きやすく、汗をかきやすい夏場の稽古に最適です。
しかし、剣道着としての風合いが綿のものより劣るため昇段審査や試合で着用するには向きません。
テトロンが良いでしょう。動きやすく、洗濯しやすく、たたみやすいです。
大きめを購入して裾上げをすることは可能です。あまりゴワゴワして裾さばきの邪魔にならない程度にしましょう。
■剣道着の生地による分類

剣道着の生地は大きく分けて一重のものと二重のものがあります。
裏地がなく、初心者におすすめです。1年を通して使うことができます。
二重
生地が二重になっており、重量感があるため高級感や立ち合いの美しさを見せることができます。
厚みがあり、一重のものより暖かいのも特徴です。
また、今はジャージやメッシュ製の風通しが良い胴着も売られています。
こちらは稽古で汗をよく方など、高い頻度で洗濯したい人にお勧めです。
購入するサイズは、サイズ表がありますのでよく見て確認しましょう。試着が可能な場合は試してみるのも良いです。
目安は肘が隠れる程度です。まだ成長期の子供さんが購入する場合は、1サイズ大きめでも大丈夫でしょう。
小さな子供だったら肩上げしてもよいです。
袴の場合は、気をつけたいのはウェストとのバランスです。痩せている人が大きめを買うと、腰巾が大きすぎてだぶだぶになってしまいます。
■状況による使い分けが大事

基本的に剣道着に夏用と冬用という区分はありません。
ですが、素材や生地の種類によって通気性や厚みが異なるので、夏に向き、冬に向きで分けることは可能です。
試合や昇段試験、稽古など、1年を通してあらゆる場面で使うのに綿製のもの適していますが、合宿や夏の暑い時期はジャージやメッシュの素材のものがおすすめです。
防具も着用しますから、さすがに綿製の道着は暑くて苦しいです。
汗も乾きやすく、色落ちや洗い縮みのなく扱いやすいため最近人気が高くなっています。値段もこちらの方が手ごろです。
また稽古専用の剣道着としてや、審査を受ける予定のない方は化学繊維の商品を買うのがいいでしょう。
稽古に使うのか、試合に使うのか、昇段審査に使うのか、自分の状況に合わせて剣道着を選んでいきましょう。
初心者の場合は基本的に、道場主や顧問の先生の意見を聞いてから購入しましょう。
試合用に同じ剣道着を揃える場合もあります。上下合わせて7,000円~10,000円でしたら安い方になります。