2018年7月24日(火)
東京都・日本武道館
福岡如水館が準優勝、昨年優勝の洗心道場と福岡一信館が3位入賞
全国の少年剣士が日本一を目指して日本武道館に集う、全国道場少年大会が開催された。
1日目は小学生の部が行なわれ、平成27年、28年と連覇を果たしている昭島中央剣友会(東京)と、平成26年以来4年ぶりの優勝を狙う福岡如水館(福岡)との決勝となった。
先鋒戦を引き分けたあと、昭島中央剣友会の次鋒・久保木がコテを先取、石橋も取り返しに行くがさらに久保木がコテを決めて大きな二本勝ちを収めた。
中堅戦は引き分け、副将戦では昭島中央剣友会の橋本がドウを先取し優勝に王手をかける。しかしここから福岡如水館が粘りを見せ、矢野がコテを返して引き分けとする。
なんとか大将戦につないだ福岡如水館は林がドウを先取、あと一本で代表戦という状況をつくるも、ここで池田がメンに跳び込み一本一本とする。この時点で昭島中央剣友会の優勝が決まった。
「練習試合ではそこそこなのですが、大会ではあまり負けない子たち。でも今日優勝できるとは思いませんでした。信じられないです」
と昭島中央剣友会の三浦昇一郎監督は優勝を振り返った。同会には現在約60名が所属するという。
3年前の初優勝から4年間で3度目の優勝という見事な結果を残した。
昨年初優勝を果たした洗心道場(愛知)は今年も激戦の連続ながらベスト4まで勝ち上がってきた。
準決勝は福岡如水館との対戦となった。福岡如水館は森が二本勝ちで幸先のいいスタートを切る。すると次鋒の石橋も二本勝ちでそれに続いた。
中堅戦は引き分けたが、洗心道場はここまで何度も踏ん張りを見せていた副将森島も矢野にメン二本を奪われて敗退。
大将戦も福岡如水館の林が勝ち、4-0という予想外の大差で福岡如水館が決勝進出を決めた。
もう一方の準決勝は昭島中央剣友会に8年前の2位以来の入賞となった福岡一信館(福岡)が挑んだ。
ともになかなか一本が奪えない展開となったが、2引き分けのあと中堅戦で昭島中央剣友会の大越がコテを奪い一本勝ち。
副将戦、大将戦はともに攻め合ったが一本は生まれず、昭島中央剣友会が接戦を制した。福岡一信館の2回目の決勝進出は一本の差でかなわなかった。