関東学生選手権大会、準々決勝以下詳細&優勝インタビュー

試合リポート
(トップ写真)優勝を果たした星子啓太(筑波大)。決勝前の表情

 4月13日(日)、日本武道館で行なわれた第64回関東学生選手権大会、優勝した星子啓太(筑波大)の戦いぶりとインタビュー、および準々決勝までの試合からピックアップしてお伝えする。

準決勝以上の詳細はこちら

星子選手の勝ち上がり

1回戦 星子啓太(筑波大2年) コメ─ 宮下慶大(千葉工大3年)


序盤からよく伸びるメンなどで攻めた見せた星子が、ひきゴテ(写真)、そのあとに跳び込みメンを決め、まずは快調な立ち上がりを見せた。

2回戦 星子啓太(筑波大2年)メ─ 重康平(櫻美林大2年)

3回戦 星子啓太(筑波大2年)メメ─ 小笠玄水(国際武道大2年)


序盤に星子がメンに跳び込み先制、ややあって星子がメンを放つと(写真)小笠がドウに応じ赤白の旗が一本ずつ上がるが、星子のメンが認められた。

4回戦 星子啓太(筑波大2年)メ─ 吉田和弘(清和大2年)

5回戦 星子啓太(筑波大2年)コ─ 福居(国士舘大3年)


同じ2年生との対戦が続いたが、ここからは上級生の強豪選手との対戦が続いた。試合終盤になって、星子が福居の手元が上がるところにコテを決めた(写真・背中が星子)。

6回戦 星子啓太(筑波大)コ─ 千田海(明治大4年)

準々決勝 星子啓太(筑波大)コ─ 中西港(国士舘大3年)


長い試合となった。序盤からコテ、メンなど積極的に攻めた星子に対し中西はじっくりと構え、時々大技を繰り出すという展開。延長になって星子のコテやひきメンが中西を脅かし、中西がメンに行くと星子がドウ。そのあとには逆に星子のメンに中西がドウに返す場面もあった。結局、中西の手元が上がるところを巧みにとらえ星子がコテを決めた(写真)。

星子選手一問一答

――2年生にして優勝という結果について。
去年3位という結果で終わってしまったので、今年は最後まであきらめずに戦おうと思って、粘り強く戦おうと思って、優勝できて非常にうれしいです。

――この1年間、どんなことをテーマにしてきたか。
去年は上に上がっていって、1年生だからとかいう少し甘えた部分もあって、そこが自分の弱さだと思っていたので、稽古でも絶対打たせないぞという気持ちをもって稽古してきて、最後こういう結果になってとてもうれしいです。

――準々決勝が長い試合で体力的には?
そうですね、きつかったんですけど、練習の中でもかかり稽古したりしてきたので、まあそこは大丈夫だったかなと思います。

――準決勝は九州学院の先輩だったが。
高校のときに部内戦で少しやったくらいで、勝った記憶もそんなになかったんですけど、最後とっさに動けました。

――決勝の丸山選手と試合したことは?
去年のこの関東学生の2回戦でやっています。間合を取るのが難しい相手だったので、前で見すぎたらもう打たれしまうと思って、手元を上げてでも足使って前でつぶしていこうと思いました。

――決勝のドウは体が反応した?
反応ですね。狙ってもなかったので。

――星子選手の得意技というと小手?
小手なんですけど、最近は面も練習しながら、ひき技も出しながらって感じで勝ちに徹してやろうと思っています。

――これからどんなことを目標に。
まず世界選手権の候補にも今かからせてもらっている状態なので、そこでメンバーをめざすということをまず第一に頑張って、その中で全日本学生の大会でも優勝できればなというふうに思っています。

――全日本選手権の予選は今年から出られる?
はい。挑戦します。

準々決勝残り3試合

丸山大輔(中央大3年)ツ─ 中根悠也(流通経済大4年)


立ち上がりから丸山が仕掛ける。中根も持ち味の粘り強い戦いぶりで試合は延長に。中根が仕掛けようとしたところで竹刀を落として反則となると、その再開から丸山が諸手突きを放つ(写真)。これが決勝打となった。

本間渉(中央大3年)メ─ 染矢椋太郎(中央大4年)


ベスト8に3人が駒を進めた中央大勢。同門による準々決勝となったこの試合は、メンを警戒していた染矢の防御が一瞬ゆるんだところに、本間がメンに跳び込んだ(写真)。

安井奎祐(早稲田大4年)コ─ 岩切勇樹(国際武道大4年)


試合が進むにつれ、徐々に慎重になっていったように見えた安井。岩切がメンなどを打ち切る場面が目立つようになったと思われたそのとき、岩切が竹刀を振り上げたところを安井がきれいにコテにとらえた(写真)。

2位・丸山大輔(中央大3年)
3位・安井奎祐(早稲田大4年)
3位・本間渉(中央大3年)

6回戦詳細

岩切勇樹(国際武道大4年)コ─ 橋本将輝(筑波大2年)


試合終了近くなって、橋本が技をつなごうとするところを岩切がコテにとらえた(写真)。

安井奎祐(早稲田大4年)コ─ 村田雅俊(国士舘大4年)


ともに活発に技を打ち切る好勝負となったが、延長に入って村田の手元が上がるところを安井がコテに切った(写真)

丸山大輔(中央大3年)メメ─ 二木翔大(東海大4年)

中根悠也(流通経済大4年)コ─ 古谷祐貴(中央大2年)

中西港(国士舘大3年)メ─ 新名敬介(法政大3年)


長い試合になったが、最後は中西が豪快にメンに跳び込んで決めた(写真)。

本間渉(中央大3年)メ─ 山田将也(明治大4年)


慎重な戦いぶりを終始見せていた山田に対し、延長で本間がメンを決めた(写真)。

染矢椋太郎(中央大4年)メ─ 児島博文(駒澤大1年)

5回戦以下ピックアップ

5回戦 安井奎祐(早稲田大4年)ツ─ 冨樫玄(流通経済大4年)
延長に入って間もなく、安井が両手ヅキを決めた(写真)
5回戦 岩切勇樹(国際武道大4年)メメ─メ 髙橋怜央(帝京大4年)
岩切がひきドウを打ったところを追って髙橋がメンを決め先制。しかし岩切は一瞬の隙をとらえメンに跳んで追いつくと、延長に入って髙橋が場外反則を犯した後の再開からメンに跳び込み(写真)、逆転勝利
5回戦 児嶋博文(駒澤大1年)メメ─ 佐子裕一郎(一橋大4年)
強豪校の選手を破って5回戦に駒を進めた佐子が上段からメンを打ち下ろすところに、1年生の児嶋がメンを浴びせて先制(写真)。児嶋はさらにメンを決めた
5回戦 千田海(明治大4年)ド─ 風間颯(平成国際大3年)
中盤、風間がメンに行ったところを千田がきれいにドウに返して(写真)、一本勝ちを収めた
4回戦 岩切勇樹(国際武道大4年)ド─ 矢野貴之(国士舘大4年)
選手宣誓も務めた国士舘大の主将矢野は強豪との戦いが続いた。延長に入って初太刀、岩切が跳び込むように逆ドウを切って(写真)、矢野を退けた
3回戦 矢野貴之(国士舘大4年)メ─ 持原光希(法政大4年)
矢野が前半にひきメンを決め(写真)、一本勝ちを収めた
2回戦 清家羅偉(中大1年)ド─ 阿部弘樹(立正大4年)
昨夏のインターハイのヒーローが学生デビュー。延長でドウを抜いて(写真)、1回戦に続き勝利を収めたが、3回戦で髙橋怜央(帝京大4年)に敗れた
1回戦 白鳥湧也(筑波大2年)ド─ 山田凌平(明治大4年)
大学1年で世界選手権に出場した山田も最高学年となった。序盤から積極的に攻める白鳥に対し、どっしりと構えて機会をうかがっていたが、延長開始と同時に山田がメンに行くところを白鳥が逆ドウで抜いた(写真)。山田はまさかの初戦敗退となった
1回戦 時田剣成(日体大3年)コ─ 槌田祐勢(明治大3年)
1回戦の好カード。徐々に槌田が主導権を握り始めたと思われたが、後半になって一瞬打てる間合になったところで時田がコテを切り(写真)、そのまま一本勝ちを収めた