相馬選手・優勝インタビュー&準決勝以下詳細|第50回関東女子学生選手権

優勝・相馬紀香(日体大)
優勝を果たした相馬紀香(日体大)。笑顔を見せる
試合リポート

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第50回関東女子学生選手権
2018年5月19日(土)
東京都・東京武道館

優勝者インタビューと準決勝までの試合をピックアップ

 5月19日(日)、東京武道館で行なわれた第50回関東女子学生選手権大会。優勝者インタビュー、および準決勝までの試合からピックアップしてお伝えする。

■相馬選手インタビュー

決勝はすごいメンが二本決まりましたが、どんなことを考えて戦っていましたか?

大会の1カ月前ぐらいからうまくいかないことが多くて、でもやっぱり大会当日になったら逃げられないし、戦うのは自分だけだと思いました。ここまで来たらチームの負けた人とか、人数が多くて出られない人もいるので、その人たちの思いもぶつけて、負けても勝っても悔いが残らないようにやりました。

一本メンが決まったあとも攻めていました。

守ってしまうと、触られてしまってそこを上げられることもあるので、自分の中では一本取っても追加できるならば取りに行くっていう練習を今までしてきました。そこを意識してやりました。

準決勝が小松選手、決勝が竹中選手でどっちもインターハイ優勝者。知っていましたか?

自分も高校時代に全国大会とか出場して見てきているので、強い選手っていうのはわかっていたんですけれど、そこに負けたらやっぱり自分に負けていることになるので、相手は関係なく、今までやってきたことを出そうと思いました。

大学に進んで、高校時代より成長したことは?

大学では先生からご指導をしていただくことが少なくなって、自分でどれだけ頑張れるかが結果につながってくると思います。最初の頃は、そういうふうに自分でやるということにも苦戦していたのですが、最近、自分でちゃんとどこが悪いのかとかを研究して、やるようになったところが変わったかなと思います。

関東学生で一番になったことについて、どう感じていますか。

なんか実感が全然ないんですけど。でも優勝できたってことは結果が出たっていうことなので、それを自信に変えて、全日本ではもう一度挑戦者に戻って一戦一戦戦っていきたいなと思います。

■準決勝~準々決勝


相馬はコテに跳ぶがこれも一本にはならず

準決勝 相馬紀香(日体大2年) メ─ 小松加奈(明治大2年)
昨年、1年生にして本大会3位入賞を果たした小松(明治大2年・東奥義塾高校出身)が今年もベスト4に駒を進めてきた。対するは同じ2年生の相馬(日体大2年・阿蘇中央高校出身)。時間内、小松は慎重な戦いぶりを見せていた。一方の相馬は思い切りのいいメンを見せるもとらえきれない。その後、小松のひきメンが惜しいところを叩く。さらに相馬はコテに跳ぶがこれも一本にはならず。試合は延長に入って1分が経過する前に、相馬が思い切りよくメンに跳び込んで決めた。

竹中のメンが一本となった

準決勝 竹中美帆(筑波大3年)メ─ 川崎沙月(国士舘大4年)
竹中(筑波大3年・島原高校出身)も昨年に続いての準決勝進出だった。川崎(国士舘大4年・拓大紅陵高校出身)に対して竹中が立ち上がりからコテで攻めに出る。川崎もひきメンなどで反撃し、序盤は活発な打ち合いとなるが、やがて試合が落ち着き、決まり技ないまま延長に入る。しばらく時間が経過したところで川崎のツキに旗が一本上がった場面もあったが惜しくも一本とはならず、そのあと竹中も惜しいひきメンを放つ。ややあって、竹中がメンに跳ぶと川崎は出ゴテを狙ったが、コテはとらえきれず、竹中のメンが一本となった

山口が出るところをタイミングよくコテにとらえた

準々決勝 相馬紀香(日体大2年)コ─ 山口眞幸(東海大3年)
長身の山口(東海大3年・和歌山東高校出身)に対し、相馬はなかなか打ち切った技を出す機会がつくれなかったが、延長に入ってほどなく、山口が出るところをタイミングよくコテにとらえた(写真は打突の直前)。

小松がひきゴテを放ち一本を奪った

準々決勝 小松加奈(明治大2年)コ─ 藤﨑薫子(明治大3年)
明治大学勢同士の準々決勝となった。藤﨑(3年・島原高校出身)、小松ともによく打ち切ってはいるのだがなかなか決まり技は生まれず延長に入った。時間内には小松が、延長では藤﨑がツキ技を見せるなど、気迫を前に出して戦う。延長が長くなり藤﨑に惜しい技が増えてきたと思われたそのとき、小松がひきゴテを放ち一本を奪った。

延長も長くなったところで川崎がひきドウを決めた

準々決勝 川崎沙月(国士舘大4年)ド─ 久徳真子(筑波大3年)
ともによく前に出て戦った。久徳(筑波大3年・中村学園女子高校出身)もここまで強豪を下し勝ち進んできたが、延長も長くなったところで川崎がひきドウを決めた。

出ばなに竹中がメンを決めた

準々決勝 竹中美帆(筑波大3年)ドメ─メ 山本明日香(東京学芸大3年)
大健闘のベスト8進出を果たした東京学芸大の山本(3年・長生高校出身)。竹中に対してもまったく臆することなく早々にメンに跳び込んで先制した。しかし百戦錬磨の竹中はすぐにドウを決めて追いつく。その後も山本は互角の戦いを繰り広げたが、最後はその出ばなに竹中がメンを決めた。

優勝した相馬選手

優勝・相馬紀香(日体大2年)

2位の竹中選手

2位・竹中美帆(筑波大3年)

3位の小松選手

3位・小松加奈(明治大2年)

3位の川崎選手

3位・川崎沙月(国士舘大4年)

■7回戦以下ピックアップ

久徳が思い切りよくメンに跳び込み一本を奪う

7回戦 久徳真子(筑波大3年)メ─ 北條李華(法政大2年)
試合中盤、一瞬打ち間になったところから、久徳が思い切りよくメンに跳び込み一本を奪う。そのまま久徳が一本勝ちを収めた。

井手のコテを山口が鮮やかにメンに返して一本を奪う

7回戦 山口眞幸(東海大4年)メ─ 井手璃華子(国士舘大4年)
全日本女子学生3位の実績を持つ井手が、ここまで自信にあふれた戦いぶりで勝ち進んだ。しかし試合が始まって間もなく、井手のコテを山口が鮮やかにメンに返して一本を奪う。時間は充分に残っていたが井手の怒涛の反撃も及ばず、山口が勝利を収めた。

川崎が見事なメンを決めた

7回戦 川崎沙月(国士舘大4年)メ─ 小島彩加(国際武道大3年)
川崎も小島もともによく技を打ち切り、見ごたえのある試合を展開した。延長に入って、川崎が見事なメンを決めた。

相馬が思い切りよく放ったメン

7回戦 相馬紀香(日体大2年)メ― 中澤祐貴(早稲田大3年)
早大は3年生の中澤(伊奈学園総合高校出身)がただ1人ベスト16に駒を進めた。しかし中盤に相馬が思い切りよく放ったメンが一本と判定され、そのまま相馬が一本勝ちを収めた。

浅野が取り返しに来るところに出ゴテを決め

6回戦 川崎沙月(国士舘大4年)メコ― 浅野茉莉亜(中央大2年)
東奥義塾高校時代、同僚の小松(明大)とインターハイ決勝を争った浅野(2年)。地力を発揮しここまで勝ち進んできたが、ここは川崎がメンを決めたあと、浅野が取り返しに来るところに出ゴテを決め、川崎が完勝した。

杉浦に対してはひきドウ

5回戦 佐藤みのり(法政大3年)ド― 杉浦可苗(流経大3年)
全日本女子選手権などでも実績を残している佐藤(麗澤瑞浪高校出身)は優勝候補の一人。杉浦に対してはひきドウを決め勝利を収めたが、7回戦で山本(東京学芸大)に終了間際に一本を奪われベスト16で敗退した。

延長になって大津が手元を上げてよけるところにコテを決めた

5回戦 井手璃華子(国士舘大4年)コ― 大津ももか(筑波大1年)
中村学園女子高校でインターハイ団体優勝を果たした1年生の大津。3勝をあげて井手に挑んだが、終始キレのある技を見せていた井手が、延長になって大津が手元を上げてよけるところにコテを決めた。

決まらなかったところに桑野がメンを打ち下ろした

3回戦 桑野こゆき(日体大2年)メ― 西口真琴(法政大2年)
ともに強豪チームで2年生のときから大将を務めた両者。西口(守谷高校出身)はインターハイ個人2位で、昨年の全日本学生個人で3位の実績を持つ。優勝した相馬と同じ阿蘇中央高校の桑野は同3位の実績がある。この対戦は西口(守谷高校出身)が足を傷めたところからの再開からコテに行くと、決まらなかったところに桑野がメンを打ち下ろした。

最後は小松がひきメン

1回戦 小松加奈(明治大2年)メ― 太田麻友(早稲田大3年
)小松の1回戦は強豪との対戦となった。太田がのびのび戦っている印象で小松はなかなか大きな技が出ない。太田にも決め手がなく長い延長を戦ったが、最後は小松がひきメンを決めた。

相馬(日体大2年)がインターハイ覇者を連破し優勝|第50回関東女子学生選手権

2018.05.19
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